第5回 2018 都市・まちづくりコンクール

都市・まちづくりコンクールについて

主旨

都市・まちづくりについては社会構造の変化、少子高齢化、大災害対策などにより、常に改変を求められるものであります。また、その目的も成果も多種多様であり、単にそこに存在する人々の「活性化」や「賑わい」だけが求められるものではなく、環境改善への貢献、歴史的意義やサステナブル都市としての要求等も常に求められる非常に有機的で難解な研究領域であります。こうした領域に取り組む学生の育成を図る目的で、自ら問題意識を見出した課題において、真摯に向き合い、様々なアイディアと努力により創り上げた力ある作品を募集します。学生達が生み出した景観や創造価値と作品に込められた熱意を評価し、また、他学との交流を通じて、さらに視野を広げてもらうことを期待します。加えて、一般の方にも公開し、都市・まちづくりに対する理解、関心を深めます。

課題

「混」
①水の盛んに流れるさま。②まぜる。まじる。まじわる。
③あわせる。あう。④もののわかれないさま。けじめのないさま。⑤大きい。(角川漢和中辞典)
異なる要素を混ぜると「混乱」を引き起こしがちです。土地利用を純化させて相互に悪影響を及ばせないことが、都市計画の常識でした。でもそのことが、退屈で不便な街を作ってしまうかもしれません。逆に、異質の要素が互いに刺激し合い魅力を高め合うことがあります。両者の間に別の新しい「場」がうまれることも期待できます。異質のものが混じり合って、それぞれの魅力を残しながら「混然一体」となって新しい魅力を生み出すことができるかもしれません。建築のデザインでは、様式の混交や、「混構造」もあります。
「混」を否定的にとらえるのでなく、建築や都市デザインの魅力ある「混」のかたちやシステムを提案してください。計画の範囲と規模は自由ですが、建築物および周辺の環境計画を含めた提案を求めます。

審査員(敬称略)

○審査員長
小林 英嗣(北海道大学名誉教授・日本都市計画家協会会長)
○審査員(五十音順)
江川 直樹(関西大学教授)
角野 幸博(関西学院大学教授)
川口 とし子(長岡造形大学教授・(有)アーキスタジオ・川口一級建築士事務所主宰)
小林 正美(明治大学副学長・(株)アルキメディア設計研究所主宰)
柴田 久(福岡大学教授)
中野 恒明(芝浦工業大学名誉教授・(株)アプル総合計画事務所主宰)

共催

明治大学理工学部建築学科

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